セールスフォースにおける「オブジェクト」についてご紹介します。
"オブジェクト"についてはっきりと理解している人は少ないのではないでしょうか。
セールスフォースのオブジェクトを使いこなしたい方、そもそもオブジェクトは何かを知りたい方は是非ご参考ください！
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目次
そもそもセールスフォースのオブジェクトとは？
「オブジェクト」とは、直訳すると”物体”という言葉を意味していますが、IT業界においては”データの集合体”として使われています。
つまりセールスフォースにおけるオブジェクトとは、セールスフォースに格納されているデータ一つ一つの箱を意味します。
データには個人や商談などのさまざまな種類のデータが格納されており、これがオブジェクトとして箱でグルーピングされることで一元管理を可能にしているのです。
オブジェクトは大きく分けて2つ
オブジェクトは主に商談前に使われるオブジェクトと商談後に使われるオブジェクトに分類することができます。
ここではそれぞれについて簡単に紹介します！
- 商談前に使われるオブジェクト
- 商談後に使われるオブジェクト
商談前に使われるオブジェクト
セールスフォースにおいて、商談前の情報は全て「リード」というオブジェクトに格納され、管理されます。
１リードに対して、お客様の会社名から氏名などの様々な項目を格納していきます。
商談後に使われるオブジェクト
商談後については、「リード」というオブジェクトが「取引先責任者」というオブジェクトと「商談」という別のオブジェクトに分類されることになります。
このように、個人、企業、商談それぞれを別のオブジェクトに格納するとともに、それらを相互的に結びつけることで効率的な管理を可能にしています。
顧客情報に関するオブジェクトについて
ここからはオブジェクトの種類とそれぞれのオブジェクトの役割について詳しく紹介していきます。
- リード
- 取引先責任者
- 取引先
リード
リードとは見込み顧客を意味する言葉です。
一度接触したものの、商談まで行かなかった顧客は全てリードオブジェクトに格納します。
リードオブジェクトはマーケティングや営業を再度行うことで商談化を目指すための”顧客リスト”と考えて良いです。
取引先責任者
リードから商談化した際に、お客様の情報を格納するためのオブジェクトになっています。
商談が発生した際、リード情報を取引先責任者に移動させます。
リードを取引先責任者に転換する方法は簡単ですが、対応関係を先に作っておく必要があるので要注意です。
取引先
リードから商談になった際に、商談中の企業などの情報を管理するためのオブジェクトです。
一つの取引先に対して複数の取引先責任者を登録できるため、担当者が複数の場合にも柔軟に対応することが可能です。
活動情報に関するオブジェクトについて
次に活動情報に関するオブジェクトの役割について詳しく紹介していきます。
- 商談
- キャンペーン
- ケース
- to do
商談
商談の情報を格納するためのオブジェクトです。
主に誰が/いつ/どれくらいの案件を/どれくらいの確度で商談したのかについての情報を管理します。
また、契約提案金額を入力することで、確度ごとに売上を管理できるので、売上予測などにも便利です。
キャンペーン
割引キャンペーンなどを行った際に有効なオブジェクトです。
顧客との接触点を管理することにより、どの施策が有効かの分析に役立てることができます。
顧客情報と結びつけることが可能なので、マーケティングにおける分析に用いられることが多いです。
ケース
お客様からのお問い合わせ内容を格納するためのオブジェクトで、主にコールセンターやカスタマーサポートなどで使用されているオブジェクトです。
具体的には誰から/どんな質問がきて/どのように返答したかという情報を管理します。
問い合わせ対応を別の人がしたとしても情報共有を簡潔に行えるので利便性は抜群です。
Todo
セールスフォースの利用者に対して、アラートを設置しておくためのオブジェクトです。
日付が近づくにつれてアラートを出したり、終了済みタスク一覧を作ったりすることでタスク漏れによるミスを防ぎます。
その他セールスフォースのオブジェクト
最後にその他のセールスフォースオブジェクトについて紹介していきます！
- カスタムオブジェクト
- ユーザー
カスタムオブジェクト
これまで紹介してきたオブジェクトは標準オブジェクトと呼ばれ、セールスフォースにデフォルトで用意されているものです。
一方でカスタムオブジェクトはユーザーのニーズに合わせて自由に作ることができるオブジェクトになります。
リードとは別に管理したい情報や、アンケート結果などを格納するのに便利です。
ユーザ
ユーザーオブジェクトはセールスフォースを利用するユーザーを管理するためのオブジェクトです。
担当者ごとに必要な権限を管理したり、商談やリードそれぞれに対して担当ユーザーを決定したりすることが可能です。
まとめ
今回はセールスフォースのオブジェクトについて紹介しました！
オブジェクトを使いこなせればセールスフォースの理解も深まり、より効率的に用いることができるようになります。
今回の記事を参考に是非オブジェクトを使いこなしましょう！
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